直前2週間。今から勉強しても漢字検定に合格できる?できます!(7級〜2級程度)

あなた
あっ、もう漢字検定2週間前だ! どうしよ、うちの子、まだ勉強してないっぽい。知ってる漢字もあるし、なんとかなるんじゃないかな……いや、勉強したほうがいいよね。でもどうやればいいのかわからないよ〜

そんな人、多いと思います。なんとなくノー勉で行くより、直前なら直前なりの勉強方法があります。むしろ、「あわよくば2週間で合格したい、いやできれば1週間で合格したいです!」っていうその貪欲さ! いいですね! 私は好きですよそういうの!笑 短期集中してガッと合格ラインまで持っていきましょう。

この記事では直前で最大効率で得点を伸ばすため、過去問演習を中心にした勉強方法を提示しています。対象は小学高学年から高校卒業(7級〜2級)あたりです。お子さんに学習させる保護者に向けて書いてはいますが、やり方自体は大人でも同じです。根を詰めても2週間で終わります!気合い入れて合格を目指しましょう!

とにかく過去問演習をやります

結論から言います。漢字検定に合格しようとしたときに、一番効率がいいのは過去問の演習をやることです。

何かやれるようになりたければ、目的を定めて、それに適応したアウトプットをすることが近道です。新出漢字をひとつひとつ順に覚えていくやり方もありますが、あれはインプットです。インプットが無駄と言うのではありません。知識ゼロのところからやる場合はそのような覚え方が向いている人もいます。ですが、半分くらい覚えたかなという人は、実際に出題される問題に答えていくアウトプットをやるのが近道なのです。

漢字検定では、漢字や語彙をいくつかの角度から見て出題されます。過去問をやると、どんな漢字がどの語彙でどう問われるかまで込みで学習できます。また、模試形式の演習をすることで、すでに学習した漢字を真剣に思い出そうとします。その事自体が覚えることに繋がります。

合格をゲットするには、出題される問題に正答できさえすればよいのです。過去問を回して、知っているはずの漢字知識を真剣に思い出す、正答できなかったものをできるように覚えることを繰り返す。これが最大効率を叩き出す方法です。

このやり方はどの級でも通用します。琴羽が小学2年(7歳)で漢字検定8級を受検した際にも過去問トレーニングをやりました。得点グラフとミス率のグラフは次のようになりました。

漢検過去問ミス率

やっているうちにミス率が下がっていくのが一目瞭然ですよね。しっかりやれば7歳でも結果が出る方法です。もちろんあなた自身も、あなたのお子さんにもできますよ!

漢字検定を受けるときの勉強の進め方やお子さんへの声掛けなどが気になる人には、こちらの8級の勉強・受検記録の記事がおすすめです。

漢字検定8級(小学3年範囲)を受検してきました〜使用したドリルやアプリとその使い方、親子・友人受検の申込方法、解く時のコツと見直し方法

2017-02-10

準備するもの

  • 過去問題集 (本稿では漢字検定協会が出している過去問題集をもとに説明しています)
  • 回答用のノート
  • (必要なら)実物大回答用紙のコピー
  • 時間を動かしても構わない腕時計または置き時計
  • (必要なら)過去問を開いておくクリップ
  • 色ペン(誤答に印をつける用)
  • A6の白紙
  • 2週間前の危機感(だいじ)

全体の流れ

申込みの締め切りは受検日の1ヶ月前ですから、学習を始める2週間前はすでに申し込みは終わっていますね。受検級も受験日も動かせない中でどう勉強するか、ということになります。

2週間前の緊張感を活かします。短期決戦で集中する覚悟を決めてください。

では全体の流れをおおまかに見てみましょう。

  • 過去問4回(4日)(初日のみ目標決め)
  • 弱点克服(1日)
  • 過去問4回(4日)
  • 弱点克服(1日)
  • カンニングペーパー作り(1日)
  • 前日過去問(1日)
  • 受検当日

模試形式の過去問演習と誤答復習

まず過去問を模試形式で解きます。本番と同じ条件で、机の上には筆記具だけを出し、私語もせず、時間を測って終了時刻まで真剣にやり、終わったらすぐに採点します。

初回の過去問の点数を見て、目標をきめましょう。試験までにやることは同じなんですが、お子さんと学習の目的と目標の共有をするというのが大事です。目標の決めかたはのちほど説明します。

採点後、誤答復習を行います。採点直後、正答を「よくできたね!」と褒めてあげてください。正答を承認してこそ、誤答に立ち向かう勇気が出るのです。誤答箇所は点数の伸びしろ。誤答箇所の学習を徹底すればもっといい点数が取れます。そのことを説明し、問題の誤答箇所に印をつけます。そして、印付きの問題だけを答える形で覚えてください。思い出せない問題、間違った問題はもう一度やります。全部覚えるまで繰り返します。

まだ学習が進んでおらず、誤答箇所が多い場合は、覚えることが多いということです。全部覚えるまで繰り返すのは負荷が高すぎる可能性があります。その場合はほどほどにして構いません。

過去問1回分と誤答復習を1日1回転実施。これを4日やります。

弱点克服

過去問を4回分終えたら、次の日は弱点克服をやります。過去問4回分でたまった誤答抜き出しを、もう一度おさらいして確実に覚えます。

ここまでで5日間です。

過去問と誤答復習4回分と弱点克服をもう1セット

この「過去問4回(復習込み)+弱点克服」のセット(5日間)を、新しい過去問でもう1セット実施します。

ここまでで10日間ですね。

カンニングペーパー作り

いよいよ受検当日が近くなってきました。

次はカンニングペーパーを作ります。ここまでの弱点克服で覚えきれない漢字を抜き出して、A6ていどの大きさ(A4コピー用紙を4つに切って作ります)の紙にまとめます。か、カンニング!?と思われるかもしれませんが、もちろんカンニングに使うわけではありませんよ笑 詳しくはあとで説明します。

直前の最終過去問

受検日前日に、仕上げの過去問を1回分やります。初日と比べたら上がっているはずですよ! その結果を携えて、受検本番に臨んでくださいね。

ここまでで2週間です

以上、全体の流れを見てきました。全部で12日分になっていますが、14日前から始めてください。2日分は予備日です。小中学生、14日連続でミッチリやれる子は珍しいと思います。途中どこか2回、おやすみを入れてあげてください。

では、詳しく見ていきましょう。

初回の過去問演習は目標決定を兼ねます

初日は模試形式で過去問演習を実施し、その点数で目標を決めます。過去問演習のやりかたは次節にて説明しますので、そこを読んで過去問演習を実施して採点してください。

以下は7級〜準2級の人向けの目標設定です。2級受検の人は合格ラインが160点なので、1段階ずつ厳しく見てください。

  • 180点以上……【目標:満点ゲット!】
    「満点合格証書」の制度があるのをご存知ですか?https://www.kanken.or.jp/kanken/manten/ 満点を取ると、特別な合格証書がゲットできます。その調子で頑張って満点を狙っていきましょう!

  • 160点以上180点以下……【目標:高得点合格(180〜190点台)】
    合格を目標にするなら、過去問を真剣に2,3回やれば十分な水準です。ただし、漢字や語彙の力を確実にするという点で、直前2週間で集中学習する意味は大きいです。初回の過去問の誤答を数えておき、本番ではそれを半分にすることを目標に学習しましょう。

ここまでの得点帯の人は漢字・語彙の力がすでについているので、合格だけなら直前に1回模試形式の演習をするだけで本番に臨んでも大丈夫です。

  • 140点以上160点以下……【目標:余裕合格(170〜180点台)】
    この得点帯の人は、2週間勉強すれば30点上昇も夢ではありません。勉強前の点数を記録しておいて、本番でどのくらい伸びたかを見ます。140点の人は170点、160点の人は180点超えを目指します。合格さえできればよいなら、この記事の学習プランの後半1週間をやれば十分でしょう。

  • 120点以上140点以下……【目標:合格(150〜170点台)】
    この得点帯の人は、2週間しっかり勉強すれば40点伸ばす余地があります。勉強前の点数を記録しておいて、本番でどのくらい伸びたかを見ます。120点の人は150〜160点、130点の人は170点を目指します。合格だけなら、この記事の学習プランの後半1週間でかなり確率が上がります。確実に合格する必要がある場合は2週間コースで頑張りましょう。

  • 100点以上120点以下……【目標:合格(140〜160点台)】
    この得点帯の人は伸びしろが大きい分、勉強すればしただけの見返りがあります。初回で100点でも、2週間しっかり頑張れば合格に手が届く可能性は十分あります。100点の人は140点以上、110点の人は150〜160点台を目指しましょう。

  • 60点以上100点以下……【目標:次回への地固め(130〜150点台)】
    この得点帯の人はまだ覚えていないことが多いため、この記事のやり方では勉強量が多すぎる可能性があります。ですが、みっちり頑張れば合格できます! やればやっただけ自分の力量を上げることはできます。もし惜しくも合格に手が届かない場合でも、4ヶ月後の試験の合格への確実なステップになります。2週間でどれだけ伸びるかやってみよう、という気持ちで臨んでください。ただし、過去問での学習の負荷が高すぎるようなら、無理をせず「漢字学習ステップ」などで新出漢字とその語彙を順番に覚えていく学習方法に切り替えてください。キツすぎて漢字が嫌いになることのないように加減してあげてくださいね。

  • 60点未満……【目標:次回への地固め】
    覚えていないことが多いため、本稿の学習方法で勉強すること自体がちょっと厳しいかもしれません。もちろん、やればやっただけ力はつきますが、負荷が高いので、本人のやる気をそいでしまうことになる可能性があります。過去問での学習の負荷が高すぎると感じたら、「漢字学習ステップ」などで新出漢字とその語彙を順番に覚えていく学習方法に切り替え、4ヶ月後の合格に向けて地固めをしましょう。今回の試験については、「2週間の学習でどのくらい点数が上がるかやってみよう」というスタンスで臨みます。初回で取れなかった点数のうちの半分の点数を伸ばすことができたらすごいですね! たとえば初回得点80点の人は取れなかった120点のうち60点伸ばして、140点取れたらすごいです。

お子さんは初回の点数だけを見て、これなら合格だとかこんなんじゃ不合格だとか騒ぐと思います。合格ラインに達していたら「もう勉強しなくても合格できるじゃん」とか、達していなかったら「受けても不合格になるじゃん、ムダだから勉強しない」とか、言いますよね、子供って。笑 まだ少ししか人生経験がなくて先のことまでは考えられないし、なんだかうまくやれる気がしなくて、ついそういうことを言うのだと思います。保護者のあなたからお子さんに、次のように話してあげてください。

  • 漢字の勉強を通して国語の力をつけるのが本来の目的なんだよ
  • 合格できればそりゃ嬉しいけど、合格か不合格かだけじゃなく、自分の力を伸ばすことに意識を向けようね
  • 勉強すればそれだけ力がつくから、今回の受検をいい機会と思ってがんばってみよう
  • 初回はあくまでもその時点での点数で、ここから上げていくんだよ
  • どのくらい点数が上がるか楽しみだね

合格するしないはあくまでも結果で、勉強した分は自分の実力として積み重なります。しっかりやれば、今回合格しなかったとしても、4ヶ月後の試験では合格できるはずです。がんばりましょうね!

では次に、模試形式の過去問演習の実施方法を説明します。

模試形式の過去問演習と誤答復習

過去問と誤答復習をやると、

  • 自分の今の力量の確認
  • 出題に即した形での漢字と語彙の学習

ができます。

この記事の学習プランでは、過去問を9回実施しますが、毎回本番の気持ちでやってください。模試形式で、一回一回、真剣に解きます。本番と同じ条件で、机の上には筆記具だけを出し、私語もせず、時間を測って本番と同じ緊張感でやります。

模試形式の過去問演習

机の上には次のものを出します。

  • 過去問題集 https://amzn.to/2RR8XNe
  • (必要なら)問題集を開いておくための書見台 https://amzn.to/36zI4lX かクリップ https://amzn.to/30YJbKV
  • 鉛筆またはシャープペンシル数本
  • 消しゴム
  • 回答用ノート
  • 試験開始時刻に合わせた腕時計(または置き時計)
    7,5,3級…13:40、6,4級…15:30、準2級…11:50、2級…10:00

上記リストにないものは机の上に出さないでください。参考書やスマホなどはしまうように。

問題集は漢検協会から出ている過去問を使います。https://amzn.to/2RR8XNe リンクをたどると一覧が出ます。ご購入の際は受検対象級をよく確認してください。

一覧には

  • 漢検○級 過去問題集
  • 漢検○級 実物大過去問 本番チャレンジ!

の2種類の問題集があります。

漢検 ○級 過去問題集」は過去問13回分が掲載されたA5サイズの冊子です。問題の量をこなせるのでおすすめです。漢字検定を受検したことのあるお子さん、問題集を開きながらの演習に慣れたお子さんにはこちらをおすすめします。実物大の回答用紙が1回分ついています。ノートに回答するか、この回答用紙をコピーして回答しましょう(A3両面コピーでいけます)。開いたまま置いておくのがやりづらい場合は書見台 https://amzn.to/36zI4lX またはブッククリップ https://amzn.to/30YJbKV を使うとよいでしょう。普段の勉強にも便利ですのでよかったら試してみてください。

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漢検 ○級 実物大過去問 本番チャレンジ!」のほうは本番と同じ大きさの試験用紙で使いやすいのですが、5回分です。こちらは冊子を開いておく手間がなく、実際の試験と同じ問題・回答用紙です。今回の試験が初めてのお子さんや、問題集を開きながらの演習に不慣れなお子さんはこちらのほうが良いかもしれません。その場合は問題4回分を2回繰り返して使います。回答用紙は9回分コピーしておいてください。

保護者が試験監督の役をします。試験時間を測るのは保護者が手元のスマホのタイマーで60分測るのですが、本人には本番の時刻の時計を見ることに慣れてもらいましょう。本番では開始終了時刻の記された受験票が手元にあり、会場の黒板にも書かれます。自宅でも本番の開始終了時刻を書いた付箋を机か壁に貼ってください。用意した時計の時刻を動かして、当日本番の開始時刻に合わせます(7,5,3級…13:40、6,4級…15:30、準2級…11:50、2級…10:00。終了時刻は各級開始の1時間後)。そして、本人にはその時計を見ながら時間配分の練習をするように言います。たとえば5級受検でしたら13:40開始、14:40終了です。前半25分、後半25分、見直し10分で配分すると、前半は14:05までに、後半は14:30までに終わるのが目安です。過去問題集で言うと大問の(六)、2ページ終わったところで時計を見て、進み具合をチェックするんだよ、と教えておきましょう。

10秒考えてわからない場合はこだわらず、戻ってこられるように問題用紙にマルをつけてから、次の問題に移りましょう。20秒以上は悩まないでください。7級〜2級は120問を60分で、つまり1問を30秒以内でこなす必要があります。考え込む時間はありません。次々こなしてください。

回答する順番については、本人がやりやすい順で回答するのが良いでしょう。普通は冒頭から順にやりますが、たとえば、まず漢字書取問題(最後の大問)に取り組んだ後で、冒頭に戻って順にやるのもありです。書取問題は一番手応えのある大問ですので、元気のある開始直後に取り組むやり方です。初見でサッと出てこない漢字も、もう一度書取問題に戻ってくる頃に思い出せたりしますしね。

保護者のあなたが「はい、はじめてください」と言って開始してください。スマホのタイマーで60分タイマーをスタートさせます。始めたら、保護者もお子さんも喋ってはいけません。試験本番のシンとした真剣な雰囲気を作るよう意識してください。

終了時刻が来たら、「はい、鉛筆を置いてください」といって置かせます。採点は保護者のかたがするのが良いですね。本人に採点できる力量はないと思ってください。特に書取の本人採点はチェックすべきポイントがわからないまま「だいたい合ってる」でマルにしがちです。保護者が実施しましょう。採点が終わったら、初回のみ、ここで目標を決めて、それをお子さんと共有します。

採点結果をみて、正解箇所や得点を褒めてあげてください。数回やっていると点数も伸びてきます。やったね!がんばったもんね!と一緒に喜びましょう。漢字検定は出題範囲の漢字の読みや字形だけ知っていても正解できません。漢字を使ったさまざまな「語彙」を深く知っているから正解できるのです。「今の学年相当の漢字検定の問題だから普通できるし、正解して当たり前でしょう」と思わないでください。漢字検定の問題は、学校で学習する内容よりもう一段階深い知識が求められる問題が多いのです。お子さんは頑張っていますよ!

さて、正解を褒めることができたら、次は誤答復習です。正解したところはつまり習得済みということなんで、得点を上げるという観点では、誤答箇所こそがお宝です。書き写すのは手間ですから、問題に色ペンで印を付けておいてください。印は誤答復習で使います。

誤答復習

ミスした問題に印をつけます。簡単で構いません。こんな風です。

印をつけた誤答は「できてないじゃん」などとお子さんを責める材料ではありません。これさえ覚えれば点数が伸びる、と保証された、お子さん専用の特選問題集と言えるでしょう。印をつけた出題に正答できるよう覚えていきます。「次に同じ問題が出たら絶対マルにするからな!」という気迫でやります。印をつけた問題を見て、ノートに回答していきながら覚えます。漢字の字形を覚えるだけでなく、出題された単語(熟語)を必ず辞書で引いて、それも覚えてください。熟語の意味を知らないと正答できない出題が大半です。語彙を増やしておきましょう。

絶対覚える!という気迫で覚えるのですが、人間ですから当然忘れます。覚えて忘れてを繰り返すうちに自分の血肉になっていくものなので心配は要りません。がんばって覚えて、そして忘れるものだ、という気持ちで立ち向かいましょう。忘れることを込みで覚えるのです。10覚えて5忘れてを繰り返しているうちに、知っている漢字と語彙は増えていきます。お子さんにもこのことを教えてあげてくださいね。

一通り覚えたら、印のついた問題だけに答える形で、覚えたことを確認します。忘れているものもあると思います。そうしたらそれにもう一度印をつけて、もう一度覚えます。全部覚えるまで繰り返してください。

全部覚えてくださいとは言いましたが、この勉強法を始めて間もない場合や、誤答箇所が多い場合はそこまで追い込まなくても構いません。

お子さんにとっては、初日が一番つらいはずです。なぜなら知っている漢字が少ないため、「えっ、わからない…!」の連続で60分が過ぎるからです。採点後は印のついた問題がたくさん、つまり覚えるべき漢字がたくさん並び、「これ全部辞書引きながら覚えるのか」という気持ちになります。1週間めは覚える数が多いので、保護者が手伝う(辞書を引いてやって口頭で伝えるなど)のも良いかもしれません。そうやって、毎日解いて、覚えているうちに、だんだん見覚えのある漢字が増えてきます。誤答復習の数も日を追って減ってきます。力がついていることを本人も実感するはずです。

とはいえ、あまりにも負荷が高いようでしたら、漢字と語彙とその意味を少しずつ順番に覚える方法に切り替えたほうが効率が良いかもしれません。本人の好みもありますし、様子を見て、本人と相談しつつ判断してください。

1日で過去問演習と誤答復習を1回分実施し、これを4日やります。

弱点克服

さて、ここまでで4日間、模試形式の過去問と誤答復習を4回繰り返しました。次の5日目は弱点克服の日です。

4回分の誤答を再度復習

まずはこの4日間で過去問をやって、印をつけた問題が4回分ありますね。毎日覚えて来ましたので、だいぶ覚えているはずです。これをもう一度答えて、正答できるかやってみてください。忘れていても悲観する必要はありません。覚えて忘れてまた覚える、そして真剣に思い出すことが記憶をしっかり定着させるんだ、という意識を持ち、何度も思い出すことが肝心です。

出題とその正答を覚えるだけで勉強になりますが、これをまあまあ覚え終わった人は、次の方法で問題対応力を上げましょう。

出題領域ごとに学習

四字熟語や部首などの出題領域で弱点があるようなら、その領域の復習をしてください。ここを真剣にやると伸びが違います。読みと書取以外に次のような出題があります。7級〜準2級で出題されるものを挙げます。

  • 部首・部首名(7〜2級)
  • 筆順・画数(7〜5級)
  • 送り仮名(7〜2級)
  • 対義語・類義語(7〜2級)
  • 同音・同訓漢字(7〜2級)
  • 誤字訂正(5〜2級)
  • 四字熟語(7〜2級)
  • 熟語の構成(6〜2級)
  • 熟語訓・当て字の読み書き(4〜2級)
    ※読み書きに混じって出題されるため配点はくっきりしていません。採点時の感触で判断してください

4回分の正答率を見て、配点が高く正答率が低い出題領域を見極めて優先順位をつけます。

出題領域ごとの学習はスマホのアプリでやるのが楽しく効率的です。おすすめは「漢字検定 漢検漢字トレーニング」‎https://apps.apple.com/jp/app/id843003884 です。広告付きの無料版ですがしっかり学習できます。10級〜2級対象。有料版(広告無し)のほうがより学習に集中できます。‎「漢字検定・漢検漢字トレーニングDX」 https://apps.apple.com/jp/app/id1078507750


紙のほうがやりやすいお子さんには、分野別の問題集を使うのが良いでしょう。https://amzn.to/2OiP68B

漢字の理解の深め方

特定の漢字が覚えづらいようなら、漢和辞典やスマホ辞書の検索を活用して、その漢字の熟語を並べてみてください。例文を作るなどしながら書取をしていると、その漢字の意味がつかめてきます。

5日過ぎましたね。この5日が一番しんどいのです。一山越えましたね!

この5日をもう1セット繰り返します

ここまでで、模試形式の過去問演習と誤答復習を4回、弱点克服を1回やりました。これをもう1セット繰り返します。2セット目は1セット目より楽になっているはずです。ここまでで10日です。

カンニングペーパーを作る

さて、ハードだった過去問演習が一段落しました。

ここでちょっと遊び心を持ってきます。

まず、A6の白紙を用意します(A4のコピー用紙を4つに切って作れます)。B7でも構いません(B5のノートを1枚やぶって4つに切って作れます)。小さめの紙です。(小学生だと書く字が大きいので、A5かB6にしたほうがいいかもしれません)

お子さんにこの紙を見せて、「これはもちろん本当にはやらないんだけど」と前置きしてから、「本番にこの紙を持って入っても構わないとしたら何を書きたい? この紙に書ける分だけなら持って入れるとしたら?」と言って、自分のどうしても覚えられない苦手ポイントを絞って、小さな紙に書く、ということをやってもらいます。

10日間の努力の甲斐あって、覚えるべきことはそんなにたくさんは残っていないと思います。小さな紙に凝縮されたまとめができます。取捨選択してまとめるだけでかなり覚えますし、できたまとめを覚えさえすれば苦手は克服できたようなものです。まとめを作るのと、それを覚えるのが11日目の課題です。

カンニングペーパーを作るとなると、ちょっといけないことをしているようで楽しくなりますから、子供はけっこう食いつくと思います。やってみてくださいね!

前日に過去問をやって得点の伸びを確認する

ここまで来たらあとは実力を発揮するだけです。最後の模試形式過去問をやって実力測定をします。最後ですから本番に備えて、ことさらピシッとした雰囲気を作って実施しましょう。本人にも、本番と同じ時刻に合わせた時計を見て、時間を意識することなどを伝えてから実施します。

終わったら採点をします。初回の得点から何点くらい伸びましたか? 初日に設定した目標は達成できそうでしょうか。きっと本番はもうちょい伸びますよ!

予備日

全体の流れの節でも触れましたが、14日前から始めてください。12日分勉強します。2日分は予備日です。小中学生、14日連続でミッチリやれる子は珍しいと思います。どこか2日、おやすみを入れてあげてくださいね。

本番当日

さて、いよいよ当日です!

練習は本番のように、本番は練習のように」という言葉をご存知ですか? この2週間、模試形式で本番のようにやってきました。何回も本番のような形式を繰り返したので、当日の本番は「この2週間と同じようにやればいいんだ」という構えで行けます。

試験直前にピリピリして問題集を見ても、点数はそんなに上がりません。実力を発揮できるようゆったりしましょう。もしヒマだったら、11日目に作ったカンニングペーパーでも見ておくと落ち着くかも?笑

本番は試験に緊張しすぎないよう、達成しやすく楽しい裏テーマを設定することをおすすめします。うちの琴羽の場合、一人で電車に乗って、受験票の地図を見ながら試験会場まで行き(母と一緒に行ったことのある会場です)、自分の座るべき教室と席を探して着席する、という裏テーマを設定したら、大変楽しく会場まで行けたようです。もちろん、試験が受けられなくなっては本末転倒ですので、すぐサポートできるように携帯電話を持たせて、コッソリ後ろからついていったりしました。過保護〜笑

お子さんが当日に楽しめる裏テーマ、考えてみてくださいね。

では、2週間の勉強、それから当日、頑張ってください! 健闘を祈ります!

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